日本以外の国の「金融事情」って?


それぞれの国の価値観が表れるキッシング事情

本項目では、これまでの「日本でのキャッシング」から視点を変えて「グローバルな観点でのキャッシング」について紹介していこうと思います。
ですが、まずは我が国の金融業界の状況について触れていきましょう。
ここ日本において借り入れを行っている機関は「消費者金融」、そして「銀行」、さらには「信販会社」と複数のタイプのものが存在しますね。
それらの機関を、それぞれの人のさまざまな生活の状況であったり、立場などに応じて選択していくのです。

我が国のキャッシング事情において、大きな転換期となった出来事は平成22年に行われた「貸金業法の改正」です。
これにより借り入れできる金額の定義と、金利の上限(20パーセントまで)がハッキリと決められ、これまでに起こったキャッシングに関してのトラブルが、より少なくなるべく状況が整えられてきているのです。

金融事情というものはそれぞれの国ごとによって、違った価値観と性格をもっているものです。
ここではいくつかの国の金融事情を紹介していこうと思います。

米国

まずは世界的な大国である「アメリカ」の金融事情についてです。クレジットカードでの借り入れが世界で一番行われている国がアメリカなのです。
そのことからこの国は「キャッシング大国」という通り名がつけられているのです。
全国的に同じ貸金業法を適用している日本とは違い、米国は「それぞれの州ごと」に取り決められているのです。
そして日本のように「総量規制」といった制度は存在しません。

アメリカはそれぞれの国民の「信用度」によって「階層」が分けられています。この階層によって金利は違ってくるのです。
まず信用度が高いとされる層は「プライム層」です。この層の年利は、おおよそ「8パーセントぐらい」となっています。
その反対に信用度が低いと見られる層は「サブプライム層」なのです。この層の人の年利は「およそ20パーセントぐらい」となっているのです。

さらに信用度が低いと見られる人に向けられた借り入れの「ペイデーローン」というものも存在します。しかしこの制度は州によっては適用していない所もあります。

英国

「総量規制」の制度がないのは米国と同様です。それに加えてイギリスでは「上限金利」も存在しません。よって先述した「サブプライム層」はインターネットのみの業態である貸金業者を主に利用することとなります。このような業者の定める金利は1日で「およそ1パーセント」です。
これは365日として計算すると「2500パーセント」を超える利率となりますので、「だいぶ高い」と言えるでしょう。
これまでにはイギリスでも金利の上限を決定するべく働きかけはあったのですが、金融業者の団体であったり、専門家が反対したため、実現には至りませんでした。しかし、最近では米国系のキャッシング会社がイギリスに進出し始めているので、利用する人の選択肢は増えてきています。

韓国

日本に近い国である韓国は、本国と比べると高い上限金利が設定されています。その数値は「1年に49パーセント」となっています。アメリカやイギリスと同じで韓国も総量規制は設けていません。
そのため、高い金利でお金を貸す事が可能であることから、韓国へは数多くの「日系の企業」が進出しています。その結果として、韓国にあるキャシング会社の、おおよそ半分近くが「日系の企業」であると言われているのです。
その他の韓国の金融業界の特徴として挙げられるのは「クレジットカードの普及率」です。そのためクレジットカードを用いた借り入れも盛んとなっています。

ドイツ

ドイツでの金融事情の特徴として挙げられるのは「消費者金融」という業態が存在しない、という点でしょう。ではドイツではどこで借り入れを行うのか?というと「信用機関、もしくは銀行」という選択肢になります。日本のように「総量規制」という制度は存在しませんが、「金利の上限」は厳格に取り決めが行われていることに加えて、カードローンの申し込みは受付まで出向いた上で、必ず対面でのやり取りで行わなければなりません。
ドイツでの貸し付けの形態は、「借り入れ」というタイプではなく、「不動産を担保とした貸し付け」が主となっています。
他の国と比較すればドイツは、「消費者の立場で言えば安心して借り入れを行うことができる国」であると言えるかもしれません。

金融事情が表す経済情勢

いかがでしたでしょうか。金融事情というのは以上のように、それぞれのお国柄によって性格が異なり、タイプが違うと言えるでしょう。
しかし、全世界で共通している厳然としたルールは存在します。それは「借りたお金は必ず返す義務がある」という事です。
こういったキャッシングのあり方一つを取ってみても、「それぞれの国がどういった経済情勢であるか」が反映されているのです。
金融情勢を調べることは経済の流れを知る事にも繋がりますので、興味深い事であると思います。



関連記事