プロミスでは利用条件に「安定した収入がある事」と掲げています。
そのため、個人事業主の方や自営業の方は、審査に通りにくいという傾向があるのは事実です。
しかし、健全な経営状態で安定した収入がある事を証明する書類を提出して、審査に通過する事が出来れば、利用は可能です。
こちらでは、個人事業主や自営業の方がプロミスでお金を借りる事についてお伝えします。
このページの目次
個人事業主や自営業の方が使えるローン
プロミスで個人事業主や自営業の方が使える商品は2種類あります。
- フリーローン
- 自営者ローン
会社員や公務員、アルバイトなどの人はフリーローンしか使う事が出来ませんが、個人事業主や自営業の方は自営者ローンも選ぶ事が出来ます。
ではどちらを選んだ方が良いのでしょうか。
それぞれのサービスについてご紹介いたします。
自営者ローンとフリーローンの違い
自営者ローンとフリーローンのサービスを比較したのが次の表です。
自営者カードローン | フリーローン | ||
---|---|---|---|
総量規制 | 対象外 | 対象 | |
申込み方法 | ネット申込み | × | ○ |
自動契約機 | ○ | ○ | |
プロミスコール | ○ | ○ | |
お客様サービスプラザ | ○ | ○ | |
郵送 | ○ | ○ | |
契約方法 | ネット契約 | × | ○ |
店頭契約 | ○ | ○ | |
郵送契約 | × | ○ | |
融資額 | 300万円まで | 500万円まで | |
借入利率 | 4.5%~17.8% | 4.5%~17.8% ※新規契約の方が対象になります |
|
返済方式 | 残高スライド元利定額返済方式 | 残高スライド元利定額返済方式 | |
申込み条件 | 年齢20歳以上、65歳以下の自営者の方 | 年齢20歳以上、69歳以下のご本人に安定した収入のある方 | |
資金使途 | 生計費および事業費に限ります。 | 生計費に限ります。 (但し、個人事業主の方は、生計費および事業費に限ります) |
|
担保・保証人 | 不要 | 不要 |
大きな違いは3つあります。
違い1 自営者ローンは総量規制対象外
年収の3分の1までしか借りられないという総量規制のルールは、個人事業主や自営業の方には厳しいものになります。
個人事業主や自営業の方は、税金対策で給料を少なく申告する事もあり、特に小さな会社の経営者の方は、年収の3分の1では少ない額の融資しか受けられない可能性が高くなります。
しかしそれでは国内の事業がどんどん衰退してしまう可能性があったため、貸金業法では個人事業主や自営業の方は事業が安定していれば総量規制の対象外とするという、特別の措置を取っています。
そのため、プロミスの自営者ローンは年収の3分の1以上でも借りる事が出来ます。
違い2 自営者ローンはWEB申し込み出来ない
次の大きな違いとして、自営者ローンはWEB申し込みが出来ないという点があります。
申込みは、店頭窓口か自動契約機、または電話・郵送で受け付けています。
違い3 自営者ローンは契約も店頭のみ
自営者ローンは、契約も店頭窓口か自動契約機のみになります。
事業の安定性をしっかりと確認するため、ネットではなく店頭で契約をしています。
総量規制の対象外という事で、年収の3分の1以上の金額を貸す事もあるため、より慎重に行っているのでしょう。
どちらを使うべきかについては、人それぞれかと思いますが、選ぶポイントになるのが次の点です。
- 事業のために年収の3分の1以上借入したい場合 … 自営者ローン
- 生活費のためにお金を借りたい場合 … フリーローン
自営者ローンでも借りたお金を生活費に使う事は認められています。
しかし生活のために年収の3分の1以上のお金を借りてしまうと、後々返済が苦しくなる事が容易に想像出来ます。
自営者ローンの申し込みに必要な書類
自営者ローンの提出書類は、フリーローンとは少し異なります。
フリーローンでは、本人確認書類と必要に応じて収入証明書を提出しますが、自営者ローンではそれに加えて必要な書類があります。
- 本人確認書類
- 収入証明書
- 事業実態を疎明する書類
本人確認書類
- 運転免許証
- 持っていない人は、健康保険証またはパスポート
収入証明書
- 確定申告書(前年分)
- 青色申告決算書または収支内訳書
事業実態を疎明する書類
- 営業許可証(有効期限内)
- 受注書・発注書・納品書・請求書・領収書・報酬明細の書類(発行日が1年以内)
このうち、事業実態を疎明する書類がフリーローンとは違う部分です。
これは、事業が実際に行われているかをチェックするための書類です。
またフリーローンでの所得証明書は、源泉徴収票や給与明細書でも認められていますが、自営業の場合は捏造する事も可能なため、確定申告書や青色申告決算書など、捏造が不可能な書類の提出を求めています。
審査に通りやすい人と通りにくい人
個人事業主や自営業の方の中でも、審査に通りやすい人とそうでない方がいます。
それぞれの特徴について解説します。
審査に通りやすい人
収入が多い人
フリーローンでは収入に応じた利用限度額になりますが、自営者ローンでもやはり審査に通りやすいのは収入が多い人です。
いくら総量規制の対象外と言っても、十分な年収がある人の方が審査には通る可能性が高くなります。
事業年数の長い人
個人事業主や自営業の方が審査を通過するのに重要なのが、事業年数です。
長い期間安定した事業を行ってきた人は、審査に通りやすいと言えるでしょう。
逆に事業を始めて半年程度の人は、実績はほぼないといっても過言ではなく、事業の安定性は認められず、審査にも落ちてしまう可能性が高くなります。
審査に落ちやすい人
既に他の金融機関から融資を受けている人
個人であっても法人であっても、既に他の金融機関から融資を受けている人は審査には通りにくいと言えます。
他に借金がある人は、返済が滞る可能性があると見なされ、審査に落ちてしまう可能性が高いのです。
過去に返済のトラブルがある人
これまでに借りたお金の返済が遅れたり、債務整理をした事がある人は審査には落ちる可能性が高いです。
また事業で不渡りを出したなどの過去も、審査には悪影響を及ぼすでしょう。
それらの情報は、各金融機関が共有出来るようになっているため、隠す事は出来ません。
これらの特徴は、フリーローンとも重なる部分は大きいですが、普通の会社員の方に比べて、さらに個人事業主や自営業の方は、審査は厳しいと言えると思います。
1度審査に落ちると、その情報は信用情報機関に記録されます。
それにより、他のローンやクレジットカードの審査にも通りにくくなるという可能性もありますので、現時点で審査に通るのは厳しいと思うのであれば、今は審査を受けないという判断が正しい事もあります。
プロミスをお勧めする理由
他の消費者金融のビジネスローンと、プロミスの自営者ローンを比べるとどちらがいいのか迷う方もいらっしゃると思います。
代表的な大手消費者金融のアコムと比較してみました。
まず、大きな違いとしては「申し込み条件」があります。
アコムで事業者向けローンの申し込みが出来る人は、「業歴1年以上」とされています。
つまりアコムでは今の事業を始めて1年経っていない人は利用が出来ません。
一方、プロミスにはそのような決まりはありません。
またアイフルと比較してみると、アイフルも実は1年以上の業務実績がなければお金を借りる事は出来ないようです。
なぜなら提出書類に「決算書2期分」と記載されているからです。
またアイフルでは、借りたお金の使途は「事業資金」に限定され、生活費などには使う事は出来ません。
これらの事から、プロミスでは事業開始から1年以内でも審査に通る可能性があり、借りたお金も生活費に回す事が出来るため、他の会社のビジネスローンよりも使い勝手が良いと考えられます。
まとめ
個人事業主や自営業の方がプロミスでお金を借りる際のポイントをまとめました。
- 個人事業主や自営業の方はフリーローンと自営者ローンから選べる。
- 自営者ローンは事業を行っている人専用のローンで総量規制の対象外。
- 自営者ローンはWEBで申し込みや契約は出来ない。
- 自営者ローンの提出書類は、事業実態を疎明する書類が必要。
- 事業年数が長い人や収入が多い人が審査に通りやすい。
- アイフルやアコムのビジネスローンは、事業実績が1年以上必要。
これらの事を意識して、あとは使用目的によってフリーローンか自営者ローンを選ぶようにしましょう。
お金が必要になった時、銀行から融資を受けるためには、審査にかなり時間がかかります。
お急ぎの場合には、プロミスから借りるのも選択肢の1つとなるでしょう。