マイホームや車を借金で購入する人は多いでしょう。
その他にも子どもの大学などへの進学資金や、冠婚葬祭などでもキャッシングを利用する方は増えています。
住宅ローンを合わせれば数千万円の借金を負っている人は、この日本には大勢います。
給料が上がるものと思って組んだローンなのに、景気の低迷で全く昇給がない。そのうえ子どもが大学に上がる年齢になり、さらに学費も掛かって来てしまう。
そんな悩みを持っている人も多いのです。
そしてそれらの返済で生活費がまかなえず、更に借金を重ね、その返済のためにまた借り入れをするというような、まさに負のスパイラルに突入していまっている方もいます。
単純に考えて、収入に対して支出の方が多くなればそれは赤字であり、それが解消する予定もなく続いていけば、いずれ破産へとつながります。
もし破産状態になってしまったら、一体どうしたら良いのでしょうか。
このページの目次
債務整理とは
もし借金の額がふくらみ、その返済額と最低限の生活費が収入を上回ってしまった時にするべき事は、どこか他にお金を貸してくれるところを探す事ではなく、債務整理をするべきです。
債務整理とは、借金を減額したり支払いに猶予を持たせる事によって、借金に追われる生活から解放されるための手続きの事で、次の4つの種類があります。
- 自己破産
- 任意整理
- 個人民事再生
- 過払い金請求
こちらの記事では、この債務整理の4つの方法についてご説明します。
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自己破産
自己破産とは、借金を含めた財産を帳消しにする手続きです。
強制的に仕事を辞めさせられたりする事はないので、生活できなくなるという事はありません。
ただし車や不動産など、ほとんどの資産は差し押さえられ、手放す事になります。
任意整理
任意整理とは、借金の減額や金利などを交渉する事で、毎月の返済額を減らし生活に支障のない範囲での返済にしてもらう手続きです。
裁判所を通さずに、お金を借りた業者と直接交渉を行う事になります。
個人民事再生
個人民事再生とは、現在の借金が返済不能であると裁判所が認めてもらって、減額された借金をその後3年から5年で返済する手続きです。
借金の額が5,000万円以下の人の場合、最低返済額が最大で10分の1まで減額される事もありますが、住宅ローンは対象外です。
住宅などの財産を持ったまま借金の整理が出来るのが特徴です。
また任意整理と個人民事再生は併用できるため、任意整理を行ってもまだ返済が難しい場合に、個人民事再生をするという手段を取る事も出来ます。
さらに債務整理の過去があると就けない職業がありますが、個人民事再生では制限がないという利点もあります。
過払い金請求
過払い金請求とは、既に返済してしまった法律で定められた法定利息を上回る利息分の返還請求をすることです。
既に完済してしまった方の場合でも、最終返済日から10年間経過するまでは過払い金請求が可能です。
債務整理についての疑問
債務整理についての質問にお答えします。
ギャンブルのために借りたお金が返せない時自己破産は出来ますか?
この場合、自己破産出来るかどうかは半々であると言えます。
額がそれほど大きくなければ、頑張って返済するように求められたり、自己破産ではない他の債務整理の方法を勧められたりすると思われます。
多額の借金の場合には、ギャンブルで作った借金は、自分が遊んだお金の清算を社会に頼るという事であり、自己破産は認められないでしょう。
どうしても支払えない借金があり、反省していて2度と繰り返さないという事が伝わらなければ、自己破産は認められないのです。
ヤミ金で借りてしまったために出来た多額の借金は債務整理出来ますか?
ヤミ金で借りた借金は債務整理の対象ではありません。
なぜなら、違法な貸し付けを行っているヤミ金で借りた借金の利息等は、そもそも支払いの義務がないからです。
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