近年、特に貸金業法の改定が行われてからのキャッシングの金利は、昭和時代のサラ金での高利と比較すれば、それほど高いとは言えません。
年率として最高でも20%、借りる金額によっては5%という利率が適用される事もあります。
たとえば利率18%で10,000円を30日借りた場合に支払う利息は、約147円です。
これを多いと思うか少ないと思うかは、個人の価値観にもよるでしょう。
しかし、この利息をもっと少なくする手段があるとしたら、それを利用しないという人はいないのではないでしょうか。
本記事では、利息を少しでも安くする方法についてご紹介させていただきます。
利息とは
利息とは、借りたお金に対して決められた年率と、借りていた期間で計算して支払う、いわばお金のレンタル料金です。
【利息 = 借入金額 × 年率 ÷ 365日 × 借り入れ日数】
年率によって利息がいくらになるかが変わります。
キャッシングの利用料を抑えるための知識
利息を含めたキャッシングの利用料金を抑えるための知識をお伝えします。
繰り上げ返済を行う
キャッシングには締め日と返済日が必ず設定されています。
先程も少し書きましたが、消費者金融では、借りた日数分の利息を支払う方式のため、早く返せば返すほど、支払わなければいけない利息は少なくなります。
4月21日から5月20日までに発生した利息と元本を合計して、6月5日に返済する事になります。
4月21日に借りて5月20日まで借り続けていたら、利息は当然その日数分を支払います。
しかし、もしお金の用意が出来て5月1日に繰上げ返済すれば、支払う利息は10日分で済むという事になるのです。
10万円を年利18%で借りたとしたら、29日分の利息は約1.430円、10日分では約493円で、
およそ1,000円もの差が生まれるという事です。
借り入れ額が大きくなったり、借り入れ期間が長くなったりすれば、その差額はもっと大きく膨らみます。
借り入れ後、返済するお金の目途がたったら出来るだけ早く返済するのが、支払う利息を少なく抑えるコツと言えるようです。
ATMをなるべく利用しない
これは利息ではありませんが、ATMの利用手数料も馬鹿には出来ません。
消費者金融の会社によって、契約しているATMが違いますので、契約外のATMを使ってお金を借りたり返したりすれば、その都度利用手数料が発生する事になります。
多くのケースでは金額によって108円や216円等の手数料がかかるので、これを何度も繰り返せば支払う利息の差よりもむしろ大きな支出となってしまう事さえあります。
できるだけ契約外のATMは使わないというのも、キャッシングの利用料を抑えるコツとなります。
カードローンを利用する
銀行のカードローンの方が消費者金融のキャッシングに比べ、融資の最大額が大きく、また審査も厳しい傾向にあります。
ただし、銀行のカードローンの最大の利点と言えるのが、利息は低く設定されている事が多いという事です。
消費者金融では上限金利は18%程度のところが多くなります。
たとえ5~18%になっていたとしても、低額のキャッシングの場合には基本的に上限金利の18%が用いられる事がほとんどです。
一方銀行のカードローンは、上限金利は15%程度に抑えられているところも多いのです。
借り入れする額が大きければ大きいほど、この金利の差も大きくなって行きますので、銀行のカードローンを使う事で、利息を抑える事が出来ます。
即日返済や無利息サービスを活用
利息を発生させずにキャッシングするためには、借りたその日に即日返済する事です。
利息は借り入れの翌日から発生するため、即日返済すれば利息はゼロです。
朝どうしてもお金が必要で借り入れをしたとしても、午後になんとか返済するお金を工面できれば、利息を支払う必要はなくなります。
また、プロミスのように、初めての利用であれば無利息サービスを用意している消費者金融は多くありますので、こういった無利息サービスを利用するのも、利息を支払わなくて良い借り入れ方法です。
初回利用の方に一定期間利息ゼロ円というサービスを実施している消費者金融は多いです。
利息を支払わずにキャッシングすれば、キャッシングの利用料は抑える事が出来るでしょう。