記事更新日:2019年11月22日
記事公開日:2019年9月26日
日頃から計画的な支出を心掛けていても、給料日前に生活費が足りなくなった時や突然まとまったお金が必要になることもあります。そんな急場をしのぐために、消費者金融のキャッシングを利用するのも一つの方法です。
申し込み方法や時間帯によっては、申し込みをしたその日のうちにお金を手にする事もできますので、急いでいる時には本当に頼りになります。
しかし、キャッシングをする前に確認しておくべき事があります。
こちらの記事では知っておきたいキャッシングの返済方法について、詳しく説明していきたいと思います。
このページの目次
キャッシングの返済
消費者金融で借りたお金は、基本的には分割払いで返す事が多くなります。
借りた金額や返済回数によって、毎月の最低返済金額が決まるので、それ以上の金額を返す事が必要です。
当然毎月最低金額よりも多い金額を分割払いで返していけば、それだけ早く返済が終わり、返済総額も少なくて済みます。
もちろん分割払いではなく、一括で全額を返済してもかまいません。
キャッシングの金利
キャッシングの金利は、借りる会社や借り入れする額、またはそれまでの取引などによって異なります。
消費者金融各社の金利は次のようになっています。
- プロミス : 4.5%~17.8%
- レイクALSA : 4.5%~18.0%
- アイフル : 3.0%~18.0%
- SMBCモビット : 3.0%~18.0%
- アコム : 3.0%~18.0%
利息の計算方法
大手消費者金融でのキャッシングの利息は、利用した日数分だけ利息が掛かる「日数計算方式」です。
【利息】 = 【利用金額】 × 【借入利率】 ÷ 365日 × 【利用日数】
返済の回数
ここでは大手消費者金融の中でも人気の高いプロミスの返済回数を例として説明したいと思います。
プロミスでは、借り入れ後の残高によって、最低返済金額と分割払いの最多返済回数が決まっており、その範囲内で選択できます。
【借り入れ後残高30万円以下】
- 返済金額 … 借り入れ後残高 × 3.61%(1,000円未満切り上げ)
- 返済回数 … 36回まで
【借り入れ後残高30万円~100万円以下】
- 返済金額 … 借り入れ後残高 × 2.53%(1,000円未満切り上げ)
- 返済回数 … 60回まで
【借り入れ後残高100万円超】
- 返済金額 … 借り入れ後残高 × 1.99%(1,000円未満切り上げ)
- 返済回数 … 80回まで
返済シミュレーション
具体的な借り入れ額に対する返済金額と分割払いでの返済回数の例をご紹介します。
こちらに記載された金額以上であれば、自分の都合に合わせて毎月分割払いで返済する額を決める事ができます。
- 借入残高 10万円 → 返済金額 4千円 → 返済回数32回
- 借入残高 20万円 → 返済金額 8千円 → 返済回数32回
- 借入残高 30万円 → 返済金額11千円 → 返済回数36回
- 借入残高 40万円 → 返済金額11千円 → 返済回数53回
- 借入残高 50万円 → 返済金額13千円 → 返済回数58回
- 借入残高 60万円 → 返済金額16千円 → 返済回数56回
- 借入残高 70万円 → 返済金額18千円 → 返済回数59回
- 借入残高 80万円 → 返済金額21千円 → 返済回数57回
- 借入残高 90万円 → 返済金額23千円 → 返済回数59回
- 借入残高100万円 → 返済金額26千円 → 返済回数58回
キャッシングの返済方法
実際に借りたお金を返済する方法については、会社によって若干の違いはありますが、どこの会社でも利用者の都合に合わせて、いくつかの方法から選べるようになっています。
こちらではプロミスの例をご紹介します。
インターネットで返済
パソコンやスマホ、または携帯電話から、インターネットの会員サービスにログインすれば、いつでもどこからでも手数料無料で返済出来ます。(ただし、事前にご利用の金融機関で、インターネットバンキングの手続きが必要です)
土日祝日でも返済が可能です。しかし時間帯や金融機関の都合により、翌営業日に返済が反映される場合もありますので注意が必要です。返済が反映されれば、利用限度内での追加融資も可能になります。
口座振替で返済
自分の口座から毎月決まった日に返済額が引き落とされます。
銀行のなどへ出向く必要もなく、また手数料なども掛かりません。
口座の残高さえあれば返済を忘れてしまうという事もなく、確実に返済が可能です。
インターネットの会員サービスから申し込みが出来ます。
店頭窓口で返済
全国にあるプロミスの店舗の店頭窓口で返済出来ます。
もちろん手数料などは掛かりません。
スタッフと直接話が出来ますので、返済方法や返済計画などについて相談したい時などにお勧めです。
プロミスATMで返済
全国に設置されているプロミスATMでも返済が出来ます。手数料は無料です。
土日祝日とも朝7時から24時まで営業しているので、都合の良い時に返済できます。
コンビニの端末で返済
ローソン・ミニストップ・ファミリーマートに設置されている、マルチメディア端末から返済の手続きが可能です。返済手数料は0円です。
コンビニに行ったついでなどに返済が出来ますので、とても便利です。
提携ATMで返済
提携しているATMで返済が出来ます。
三井住友銀行のATMでは、手数料はいつでも無料です。
その他の提携ATMの場合は、下記の手数料が掛かります。
【借り入れ・返済時の手数料】
- 取引額1万円以下 : 110円
- 取引額1万円超 : 220円
銀行振り込みで返済
お近くの銀行からプロミスの口座に返済金を振り込む事も出来ます。
手数料は利用者の負担になります。
振り込み先の口座は、会員サービスで確認してください。
返済が遅れそうな時
プロミスでは返済日を事前にメールでお知らせするサービスを行っています。
インターネットの会員サービスから、メールの配信を希望する日時を指定できます。
もしも返済が遅れそうだと返済期日前にわかっている場合には、プロミスコールに電話してください。
状況に合わせた返済プランを提案してもらえます。
返済日から14日以内に入金が出来るのであれば、自動音声での対応も可能です。
もし連絡せずに返済期日に間に合わなくなってしまうと、遅延利息を請求されますので、くれぐれも注意して下さい。
まとめ
キャッシングを利用した際は、基本的に元本と利息を分割払いで返済して行きます。利用した日数分利息が掛かりますので、早く返した方が返済総額は少なくて済みます。
返済方法は各社ともいくつかの方法を用意しているので、自分に合ったものを選んでください。
もしも返済期日に遅れそうな場合には、事前に担当者に相談するようにしましょう。
監修者(安藤純子)のアドバイス
キャッシングの利用はできれば控えたいものですが、急な出費の際には便利なことも事実です。金融業者や返済方法もいろいろありますから、利用する前に比較検討しましょう。
また、利用する際はすぐに借りられても、返済は長い期間になります。返済期間が短い方が返済総額は抑えられますが、だからといって月々の返済金額を高く設定して滞納してしまったら本末転倒です。
まずは自分に無理のないように、確実な返済計画を立てることが大切です。