お金を借りるときに知っておきたい年利のシステム。
単語は知っているけど、意味がよく分からない。そんな人も多いと思います。
今回はそんな年利のシステムを解説していこうと思います。
このページの目次
年利を知るのに重要な金利とは?
年利とはお金の貸し借りをするときの金利を1年あたりの割合で示したものです。
このように年利を理解するには、金利のシステムを知っておく必要があります。
金利とはお金の貸し借りに対する賃金の賃借料を指します。
賃借料を元本に対する割合で示します。
お金を借りると利子が必要になりますが、この利子を元本で割ったもの。それが金利のシステムです。
金利はお金の貸し借りを示す一つの指標になります。
金利が金額で表現されると、お得なのか損なのか分かりにくくなってしまいます。
そこで、元本の大きさに関係なく利子の存在を示す指標として金利が出来たのです。
年利とは?
金利が通常、1年間あたりの割合で示すのが一般的です。
この1年間の割合で示した金利を年利といいます。
返済期間が1年に満たない場合は、利子の年利を1年分の利子に引きなおして計算します。
例えば、返済期間が3ヶ月の場合、1年分と引きなおすために4倍にして計算します。
年利の計算で利用するのは、1年を365日として計算します。
国によっては1年を365日ではなく、360日で計算する国もあるようです。
日本では法律で決まっているので365日で年利を計算しています。
日本では賃金業者が年利を表示するのに『実質年利』と表示しています。
年利のことを実質年利と覚えておいた良いでしょう。
実質年利とは諸費用などが含まれた実際にかかる年間の利息のことをいいます。
実際にかかる年間の利息のことで、手数料などの費用が出た場合は、利息に加えてその諸費用も計算に組み込む必要があります。
これにより見せかけの低金利で人を呼び寄せることができなくなり、諸費用などが組み込まれた実質年利を知ることができるようになったのです。