法律や借金問題で出てくる債務者。
債権者という似た言葉もあり法曹関係を仕事にしていない人にはわかりづらい一般用語です。
債務者とはどういった人を指しているのでしょうか?
このページの目次
債務者とは?
- 債務者とはある特定の人に対して、金銭の支払いや物の受け渡しなどの義務を負っている人のことです。
- 債権者とはある特定の人が債務者に対して、金銭の支払いや物の受け渡しを請求できる権利を持っています。
- 似ている用語ですが、内容を見てみるとまったく間逆な立場にいることがわかります。
例えば、ある人が借金をすれば、借金を返す義務が生まれます。
また、物を売買する契約を結べば、その人達は品物や代金を渡す義務が生まれます。
この義務を負った人のことを債務者といいます。
債務者の一般的なイメージは古いアパートで借金取りに追われている人のイメージが強すぎてしまいますが、そんなことはありません。
誰かにお金や品物を渡す義務を請け負っている債権を持っている人は皆が債権者なのです。
法律ドラマなどの影響が強いので、勘違いしている人も多いです。
債権権者は、借金取りだけだと勘違いしないように心がけましょう。
身近な債務者の例
債務者と聞くと、借金取りに追われた人のイメージが強いですが、身近な例も存在します。
特定の人に対して、金銭の支払いや物の受け渡しの義務を負えば、その人は立派な債務者になります。
住宅ローンや自動車の支払いローン、不動産ローン、友人から借りたお小遣いのお金なども債務者になります。
お金に関わることが多いのも特徴です。
似た用語の債権者とは?
債務者と似ている用語に債権者という用語があります。
法律に詳しくない人は一緒の用語だと勘違いしてしまう人も多いでしょう。
債権者という言い方は紛らわしいので、抵当権者という呼び方をしている人もいます。
債務者と大きな違いは、その立場です。
債権者は債務者からお金や品物を請求できる立場にいて、債権者は債務者に支払いをする義務を負った人です。