クレジットカードのキャッシング枠は知ってるけど、カードローンのことは全く知らない。
どちらでもお金を借りることができるみたいだけど、どちらで借りたほうがいいの?こんな疑問を持った方は、まず最初にクレジットカードのキャッシング枠とカードローンの違いについて調べてみてください。
その違いが分かれば、どちらを利用したほうがいいのかも分かってくるでしょう。
このページの目次
返済方法が異なる場合
クレジットカードのキャッシング枠とカードローンの一つの決定的な違いは、それぞれの返済方法にあります。
- カードのキャッシング枠では、借りたお金は翌月に一括払いで返済するのが一般的で、返済日には元金に金利を加えた金額が一括して引き落としされます。
- 一方のカードローンでは、いわゆる分割払いが一般的で、借金を文字通り分割して小額ずつ返済していきます。
- 結論からいえば、金利に関してはカードのキャッシング枠よりカードローンのほうが有利だといえます。
こうした返済方法の違いがありますが、これだけではどちらがいいとは一概にいえません。
キャッシングでは、一つの返済額が大きくなるため、翌月にはまとまった金額を用意しておかなければなりませんが、しかしお金を用意できる見通しがあれば、早く完済ができるメリットもあります。
カードローンは逆に、月々の返済額は小額のため負担は軽くなりますが、借入期間が長くなり、その分利息も多くなってしまいます。
また、カードローンの場合は月々の返済額が小さい分、余分に借りすぎてしまう危険もあります。
金利が異なることについて
クレジットカードのキャッシング枠とカードローンでは、それぞれ金利の設定も異なっています。
金利の違いは返済負担に大きく関わってくる事柄なので、この部分は注意して見ておかなければなりません。
なぜなら、カードのキャッシング枠では金利が高めに設定されており、100万円以下の金額では利率が18パーセントに固定されてしまうことがほとんどですが、カードローンの場合は利率が借入金額によって変化し、4~18%の範囲に留まるのが普通です。
このように金利面からいえば、カードローンを申し込むほうが有利といえるかもしれません。
しかし、使い勝手からいえば、すでに使い慣れたクレジットカードをそのまま利用したほうがいいと考えることもできます。
カードローンの場合は金利は低めに抑えられるものの、これまでに一度も利用したことがないなら、新規で申し込む必要があります。