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未成年者の契約取消権について

未成年者の契約取消権に関しまして、借金をテーマに解説します。

まず、名称のとおり、これは未成年(未婚の20歳未満の人)者が事業者と締結した借金の契約をなかったことにできる法律上の権利です。未成年者が単独で締結した契約は、未成年者自身が取り消したり、親権者が取り消したりすることができる仕組みになっています。

未成年者の契約取消権を行使した場合の効果

借金の契約を締結したこと自体がなかったことになりますので、契約をした未成年者は返済をする必要がありません。また、親権者も同様に返済をする義務を負うようなことはないです。

なぜこのようなことが可能になるのかといいますと、未成年者と分かっており、なおかつ親の同意がないにも関わらず貸し付けを行うのが問題行為であるからです。問題があると知りつつ融資を行った事業者側に非があるため、契約を取り消すことができるのです。

未成年者の契約取消権を行使できない場合がある

契約者が未成年者で、本人が単独で事業者と契約した借金は、本人や親権者がなかったことにするのが認められています。しかしながら、未成年者側に非がある場合には、権利を行使することが認められなくなります。

具体的に何が挙げられるのかといいますと、虚偽の申し込みをした場合、契約をなかったことにはできません。たとえば自分の歳を誤魔化す、親権者の同意書に未成年者が勝手に必要事項を記入、押印した場合などが挙げられます。

また、契約の金額が非常に安い場合にも、取消権が行使できなくなります。そして、この権利を行使せずにいると消滅時効にかかってしまう点にも注意が必要です。

  • お金を借りた、契約者である未成年が20歳になり、5年間が過ぎると時効が成立、未成年者の契約取消権が消滅してしまいます。虚偽の申告などはよほど巧妙にしない限りまず発覚してしまいますので、未成年者は間違っても不正な方法で借りようとしてはいけません。また、未成年に大人と同じように貸し付けを行おうとする事業者は闇金融のような違法業者である恐れがありますので、相手にするのは絶対にやめましょう。
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