キャッシング業者を利用すると、たまに質権という用語を聞くことがあります。
あまり馴染みのない単語ですが、どんな意味を持っているのでしょうか?
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キャッシングにおける質権
質権とは借金などの担保として受け取ったものを債権者が占有し、そのものを優先的にもらえる権利のことをいいます。
もし、貸付の担保をして受け取ったものを債務者の返済が遅れたり、出来なくなった場合は処分して借金などの返済に充てることができます。
そのための権利を現しているのが質権です。
質権のための担保をどうするかは債権者がどうするか決めることができます。
質権にできるもの
質権にできるものはいろいろあり、様々なものを質権に充てることができます。
不動産や車のようなものしか質権にできないイメージが一般の人にはありませんが、そんな決まりはありません。
担保に設定できれば、どんな物でも質権になることができます。
質権にすることができるのは不動産や車はもちろん可能です。
それらを中古で売れば、十分な利益を得ることができるからです。
不動産や車以外にも宝石や時計といった装飾品も担保にあてて、質権にすることができます。
ほかにも債権や有価証券といったものも可能です。
質権が設定されると、動産質、不動産質、権利質に分類され、管理されることになります。
返済が遅れたりすれば、すぐに売りに出されたりするのが質権の基本になります。
もし、返済が滞りなく終われば、担保である代物はきちんと債務者に返却されて戻ることになります。もちろん、質権も消滅します。
質権のメリットとは?
質権があるかどうかは利用限度額にも影響を与えるため、ないよりは質権に上げておいたほうがいいでしょう。
もし、返済が滞れば質権に入れた代物は売りに出されてしまいますが、債務を減らすことは可能です。
そういった意味でも使わないもので売れる代物があれば、担保に出して質権にしてしまう手もあります。
こうした方法で借金を減らす方法もあると覚えておいて損はないでしょう。