クレジットカードであれキャッシングであれ、借金の限度額は本人が望んでもすぐ増額されるわけではありません。
しかるべきタイミングというものがあり、そのタイミングを待たなければならないのです。
それでは具体的にどのようなタイミングで増額されるのか、その点を考えていきましょう。
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自然に上がったり審査で上がることも
まず最初に、クレジットカードの場合とキャッシングの場合では、増額の仕方が違うことを理解しておかなければなりません。
クレジットカードの場合は一般に、利用を始めてから3ヶ月程度で限度額が上がるのが普通です。
定期的な審査のようなものはなく、またカード会社からの特別な連絡のようなものもなくて、気が付いたら増額されていることがほとんどです。
本人もそれに気づかないまま利用を続けて、ある日、何気に利用明細を見てみたら増額されていて、それで初めて気づくというパターンもあります。
したがって、クレジットカードの場合は注意深く利用明細を見ておかないと増額のタイミングを見逃すことになります。
一方、キャッシングの場合は、増額審査というものがあり、この審査に通過しなければ増額はできません。
したがってタイミングといえば、増額審査に通過した時点ということになるでしょう。
増額申請は本人の希望で行いますが、会社側から増額をおすすめされることもありますので、その時に申請を行うこともできます。
増額審査に通るための条件とは
キャッシングの増額では審査に通過しなければならないといいましたが、その審査とはどのようなものでしょうか?
増額審査には融資申し込みの時と同じような基準が設けられており、その基準を満たすことができれば増額してもらうことができます。
その基準は各社で異なりますが、一般的にはまず、借金返済の延滞などがないことです。
借金返済の延滞がないということは信用情報がしっかりしている証拠となり、その信用力は増額を認めさせる要因となります。
したがって返済日は必ず守るようにすること、しかもなるべく返済日より前に入金を済ませるようにしておくといいでしょう。
一方、個人の属性を高めることによって増額審査を有利にすることもできます。
属性とは本人に関する事柄ですが、年収、勤務先の規模、信用情報といったものがあります。
こうした属性において以前よりも条件がよくなっていれば、それが評価されて増額が認められることもあります。
要は、増額分の借金を返済できる安定収入をもち、借金の返済を滞りなく行っておけばよいということです。